だいざえもんの活動記録

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PCを組んだ話(前半) PCパーツの説明

私は去年、PCを自作しました。

私が当時、持ち運びして使うSurfaceと、ノートではないがディスプレイとコンピュータが一体となっている、一体型PCを持っていたのですが、どちらもグラフィックボードを搭載できないため、自作に踏み切りました。

 

PCを購入する前に、そのPCで何をしたいかを考えることは必要なスペックを最低限のコストで手に入れるために必要です。

PCのスペックを不必要に高くしても、時間とともに安く高性能になっていくため、無駄なコストが発生してしまいます。

私の場合は当時Blenderという3DCGソフトを使っており、Blenderで作った3DモデルをUnity等で動かしたいと考えていました。またUnityはVRに対して親和性が高いとの話を聞いたためVRに対応したPCを作ることに決めました。

 

PCを作るために最低限必要なもの

①CPU

これはPCのいわゆる脳みそにあたる部分で高いものを買うほどにPCのスピードが速くなります。

ノートパソコン等持っている人はIntel Coreと書かれたシールが貼ってあることがあるが、その書かれている文字がCPUの型番です。

主にIntel社製とAMD社製の2種類の会社から選びます。

 

マザーボード

CPUを決めたら、その形に合うような基板を選ぶ必要があります。

マザーボードはPCの内部にある基板のことで、ケースとCPUの形(ソケット)にあったものを選びます。

また、他の付けたいパーツをつけられるものを選びましょう。

 

③メモリ

メモリはPCの処理の速さを決めるものであり、基本的に数字が大きければ大きいほど速いです。

メモリにはいくつかのバージョンがあり、マザーボードに合ったメモリを使う。現在ではDDR4というメモリが主流です。

また基本的にメモリは2枚以上同時に使うことで本来の性能を発揮できる。型番が同じメモリを挿します。

メモリはGB等のByteで表すが一般的なものはPCの容量とは関係がありません。

補足として、AMD社のCPUとメモリには相性があるらしく、相性の悪いメモリでは反応しないとのことです。

 

④電源ユニット

電源はPCをコンセントにつなぐものです。

電源は2か所見るところがあります。それはワット数と認証です。

ワット数は作成するPCのパーツをWeb上のツールに入力することで算出できます。購入する電源ユニットは算出したワット数の2倍が最も効率よく、後の増設にも対応しているため良いとされています。

認証は電源の変換効率を示すものです。ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナがあり、保証される変換効率が80%、85%、90%、95%となっている。変換効率は電気代等に影響します。

補足として、不当に安い電源ユニットは動物電源と言われ、電源が壊れることで他の部品もすべて壊れるものの恐れがあるため買わない方が無難だと思われます。

 

⑤ケース

ケースはPCの中身を入れる箱です。

大きさは大きいものからATX、mATXMini-ITXがあり、大きい方が多くの部品が入ります。

かっこいいものほど高いがPCケースは交換することはほぼないため見た目が重要視されます。

 

⑥WindowsOS

初めに、Windowsは有料です。

既製品のPCでは元からWindowsが入っているが、自作する場合はWindowsを購入しなくてはなりません。

Windows10の場合、個人で購入できるものはHome版とPro版があり、Pro版は少し高いですがリモート操作等の機能が追加されています。

 

GPU

GPUはグラフィックボードと呼ばれ、3Dなど同時に演算する必要のあるものを滑らかに映す機器です。

GPUの基盤となる部品はNVidia社とAMD社が主に作っています。一般に聞くGTXシリーズがNVidia社で、RadeonシリーズがAMD社です。

グラフィック機能は基本的にCPUには内蔵されているため必須の部品ではなく、値段もものによっては非常に高いです。

奥行きのあるゲーム用途でPCを使用する場合、公式サイト等に載っている必要PCスペック等を参考にしましょう。VRをする場合VRReadyと呼ばれるGTX1060以上のGPUが必要ですが、VRをしない場合は基本そこまでのGPUは必要ないと思われます。

補足として、AMD社のCPUを使う場合は基本的に内蔵GPUが搭載されていないため、GPUが必須の部品です。

 

光学ドライブ

CDやDVD、BDを入れるパーツです。外付けのものを持っている場合、それで代用できます。

BDが入れられるものとそうではないものでは多少の値段の差があります。

WindowsOSはUSBの形状ですが、それぞれのパーツに同梱されているドライバをインストールするために必要です。

ドライバをインストールしないか、公式サイトから直接インストールする場合は必須ではないです。

 

SSDもしくはHDD

これらはPCのデータを保存する機器である。ドライブとも呼ばれます。

SSDは高いが長持ちし、データを取り出す速度が早く、HDDは安いため、容量の多いデータの保存に向いています。

Windows10を入れるドライブはSSDが推奨されます。

安くすませる場合はOSだけを容量の小さなSSDに入れて、HDDを別に用意し、そこに他のデータを保存すると良いです。

 

⑩ディスプレイ

PCの画面を映すための機器です。

ディスプレイには主にグレアとノングレアがあります。

グレアは非常にきれいに映るがその分反射もあるため、自分の顔が反射して見える恐れがあります。

ノングレアは反射しないため、目に優しいディスプレイです。

またFPS(First Person Shooter)等のゲームをする場合はfps(frame per second)の高いディスプレイにするとディスプレイに映る速度が上がりますが、ゲームをしない場合はそのような速い応答は求められないでしょう。

ディスプレイを複数使いたい場合は縁の細いものを選ぶと良いです。

 

⑪マウス

 マウスはポインタを移動させるための機器です。

マウスには通常の本体を動かすマウスの他に、トラックボールマウスと呼ばれるマウスがあります。これはマウスに取り付けられているボールを回転されることでマウスポインタを動かします。トラックボールマウスは場所を選ばずに使うことができます。

また、エルゴノミクスマウスと呼ばれるマウスは長時間使用でも手首が疲れづらい構造になっているため腱鞘炎の予防などにも使われます。

マウスは自分にとって使いやすいものを選ぶと良いです。

 

⑫キーボード

キーボードは文字などを入力するための機器です。

キーボードはメンブレン式、無接点式、メカニカル式など、押したときの感知の仕方で方式が変わってきます。

メンブレン式には樹脂が間に挟まっており、静かな打ち心地です。

無接点式はキーを押した瞬間に反応する機構となっているキーボードです。値段は高めに設定されています。

カニカル式はキースイッチの種類によって押し心地が変わるキーボードです。カスタマイズ性が高く、手入れも楽なキーボードです。

キーボードは店で触り心地を試して、自分に一番合ったものを探すと良いと思います。

 

 

ここまでで最低限必要なPCパーツとなっています。

買うときは事前によく下調べをし、自分の財布と相談しつつ決めてください。

後半はPCを組んだ私の事例を紹介していきたい思います。